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東洋医学的に、不妊はどんなことが原因で起こると考えているのでしょうか?患者様から実は多く聞かれるところでもあります。湘南レディース鍼灸治療院では、東洋医学の立場で専門性を追求してきたことにより、多くの方に共通する不妊の原因の一つに『中気下陥(ちゅうきげかん)というお身体の状態』が潜んでいると考えています。

これは、本来全身を滞りなく巡り、お腹(子宮・卵巣)に元気を送っている「気」が、身体の中心部(お腹・下腹部)に集まらず、妊娠力を向上させるのに大切な部分に気が不足し、滞ってしまった状態をいいます。

“気”って何??

東洋医学の話をすると必ず「気」という言葉を聞くと思います。気に関しては、目に見えないものの説明になりますので、力を入れて説明すればするほど胡散臭くなってしまうのですが、ご安心ください。東洋医だからといって目に見えるものでもありませんので。ただ流れを診ようという意識を持つことは当然のことで、お身体の状態からしっかり存在を確認することができます。

人体を構成する基本的な物質に気・血・水というもがあり、その働きにより生命活動や生理的機能が保たれていると考えられています。食べたものが体内(内臓)で酸素と結合して形を変え、身体を動かす力・声・考えること・生理現象などの原動力になっていることは当たり前のことのようですが、その当たり前のことが毎日休むことなくリズミカルに維持されています。そのエネルギーを持つのが「気」というわけです。気のことについて少しだけ前知識があるだけでも東洋医療をお受けになる際に肩の力が抜けると思いますので、参考にしていただけたら幸いです。

気の働きには上記のような特徴があります。つまり、身体の変化を追って行くことで気の動向は目で見るより明らかに診ることができるのです。

“気”の量は一定を保つ

昨日の体内の血液量や水分量が100としたならば、今日も100、1ヶ月後も100となるように私たちの身体は”恒常性の維持”によって一定な値を維持するためにベストを尽くしています。また、無限に作られるわけではありません。気に関しても体内で無限に作られるものではなく、血や水と同様に必要な分だけ作られ一定の値をキープしています。

“気”はカラダのどこに集まりやすいの?

「気」には、よく使うところへ優先して集まるという性質があります。主な働きのところを見ていただきたいのですが、取り込んだものをカラダの成分に変える作用や、栄養そのものになる作用があるのです。また、身体を動かす力・声・物を見る・考える・生理現象などが正常に働くための原動力になるエネルギーを持ちます。

よく使うところは、必然的に「気」の量が多く必要になります。現代人に当てはめていうと、女性の社会貢献度が上がり、職場や家庭内等でのさまざまなトラブルや困難な局面に遭遇することも多くなったことに加え、毎日欠かさずに相当な時間スマホやテレビ、パソコンの画面を眺めていらっしゃると思います。

「気」が全身を巡り、身体の中心部の「気」が充実していれば健康な状態をキープできていると考えますが、現代の社会環境や生活リズムでは、目を使う・考える、ということが圧倒的に多く、「気」が頭の方により多く集まり、中心(腹部・下腹部)の気は少なく偏ったアンバランスな状態になってしまうのです。そうなってくると「気」そのものの質も低下し栄養状態も悪く、さらには滞ってしまいます。

“気”が不足するのはどこ?

それほど歩かなくても生活できる環境下で、運動不足気味になると、深く呼吸することがなくなります。また、内臓やお腹の動きも意識しない生活に慣れてしまったことや、家でも職場でも同じ姿勢でいることが多いことも重なり、足を動かし下半身を使う機会が極端に少なくなったことで下半身の気が不足し停滞します。

これも『中気下陥』を加速させる大きな要因と言えます。使われなければ下部に滞った「気」を巡らせる必要があまりないからです。

肩・首のこり、頭痛・眼精疲労

気が頭の方に集まりすぎてしまい、流れが滞ってバランスを崩ししまうと、どんな自覚症状が現れるのでしょうか?起こりやすいものとしては、肩・首・肩甲骨周りのこり、頭痛・眼精疲労・めまいなどです。まれに、吐き気を伴うような強い症状を訴える方もいます。

ホットフラッシュ、イライラ、不安感

また、気が巡らずに滞ってしまうと、温煦(おんく)作用が強く働きすぎて熱がこもってしまう状態を引き起こしてしまいます。こうなると、イライラしやすかったり、ホットフラッシュ、かすみ目、この状態が長引くと、鬱々と不安を感じることが多くなったりすることもあります。

お腹の張り感、腰が重い

中気(お腹の気)の不足により、十分に腸内環境を整えることができずガスが溜まった状態になると、お腹の張り感なども感じることがあります。先ほどの気の働きのところに戻りますが、「内臓の位置を固定する」作用があるので、中気の不足は内臓下垂を引き起こし、腰が重いといったことも起こりやすくなります。

手足・お腹の冷え、脚のむくみ

気の温める作用と推し動かす(上へ持ち上げる)作用が十分に行われないために起る典型的な自覚症状は、手足や下腹部の冷え、脚のむくみなどです。中気下陥の「下陥」は気陥ともいい、気の上へ持ち上げる作用が弱くなった状態を指します。

主なものでは胃下垂。胃に蓄積された食物が上手く消化されず、未消化のまま腸へ運ばれることで消化吸収に時間がかかり消化不良を起こします。結果として胃酸過多・便秘や下痢などを繰り返すこともあります。一見太りにくいイメージがあって羨ましく思うこともあると思いますが、実は健康を害する危険を持つ厄介なものです。

子宮が正常な位置から離れて下降した状態。その場合子宮の前には膀胱、後方には直腸があるので一緒に引っ張られて下降してくることがあります。その影響で尿漏れ・頻尿・排尿困難・膣の違和感・腰痛・腹痛を起こす場合もあります。

・こり(首/肩/背中)

・頭痛/目の奥の痛み

・眼精疲労/目の充血/ドライアイ

・ホットフラッシュ/イライラ

・不安感/気分の落ち込み

・お腹の張り感/腰が重い

・内蔵下垂/子宮下垂

・手足の冷え/下腹部の冷え/浮腫

・貧血/低血圧

・かかとのカサカサ/肌荒れ

・便秘/下痢/頻尿

以上の症状のうち3つ以上に該当された方は、中気下陥という中気の不足が考えられます。5つ以上該当された方は、中気が不足し、さらに気が滞っていて臓器に栄養が巡ってない可能性が非常に高いといえます。

ご自身の3周期前あたりからの体調の変化や現時点の症状と照らし合わせ、いつどの症状が現れているのかをじっくり観察してみてください。

東洋医学では、子宮に「気」を巡らせているのは主に「腎」・「肝」・「脾」の3つの蔵の気といわれ、子宮・卵巣・精巣といった生殖機能に大きく関わっているとされています。不妊の方はこのうちのどれか1つ、あるいは複数の気が弱く、また、この3つの臓器を連絡する気の通り道(経絡)の流れも弱くなっているからだと考えられています。

お腹の中心に位置する気(中気)が不足するということは、生殖機能に関わる臓(腎・肝・脾)の気が巡らない状態ですから、排卵障害を起こしたり、卵管がうまく連動して機能してくれないことでピックアップ障害や、胚が分割の途中で止まってしまうことも考えられます。また、中気下陥という中心部分の臓の気(腎・肝・脾)の不足により、

◉カラダを温めることができない
◉成長・発育・流れが遅くなる
◉内臓の位置を留めておくことができない・・・

という病態を引き起こしてしまいます。ですからどうしても長くお腹の中に赤ちゃんをしっかり留めておくことができないということになってしまいます。東洋医学的に診た場合、不妊症や不育症・習慣性流産でお悩みの方の多くは、『中気下陥』という“中気が不足した病態”が潜んでおり、それが大きな原因になっていると考えます。

東洋医学独自の概念で
バランスを整える

「中気下陥」は、身体の中心に位置する臓の気が不足し、内外、上下、左右、寒熱、のバランスが崩れた結果、成長・発育・生殖の機能が低下した状態のことをいいます。身体中を巡っている栄養や温める力などを、東洋医学の概念で総合的に診たお身体全体のバランスを表現したものです。

東洋医学の代表的な言葉に、同病異治・異病同治(どうびょういち・いびょうどうち)という言葉があります。

同病異治とは同じ病気でも体質が違えば施術法が違うということです。例えば、同じ内膜症・不妊症でも体質が違えば施術法が違います。

異病同治とは、多嚢胞性卵胞症候群(PCOS)・着床障害・内臓下垂・あるいは習慣性流産などであっても同じ原因により起こるので治療方針が同じであるということです。

これらの原因は東洋医学では、『中気下陥』と考えます。

普段よく使う所に気が集中してしまい、身体の中心部(生殖機能に大きく関わる場所)の気が不足した状態、このような状態では、今生きるための活動に多くの気を使ってしまうために、命をつなぐための気が不足した状態になってしまうのです。

局所ではなくお身体全体にフォーカス

このことからもわかるように、『中気下陥』という病状を改善するには、こういった経験的に進歩を遂げてきた東洋医学の考えのもとに、お身体全体を捉えた正し施術を受けることが最も効果的なのです。

最近よく「子宮・卵巣の血流を改善します」と謳っているのを目にします。大変わかりやすくて聞こえがいいので、妊娠ご希望の方からすれば惹かれてしまうのではないでしょうか。しかし、西洋医学的に部分的な血流だけに着目した鍼灸施術では「中気下陥」という病状を改善することはできません。

不妊鍼灸をお受けになる多くの方は、その理由として、「血流を良くして子宮・卵巣にホルモンを巡らせたい」とおっしゃいます。確かにそういったことも言われていますが、「不妊症だから、子宮・卵巣の血流を部分的に良くしていく」といった単一化された鍼灸治療で妊娠力が上がったかどうかというのは現時点ではわかっておらず、疑問点も多いです。これからもっと検証が必要でしょう。

それよりも、先人の経験により伝えられた東洋医学の考えの基に、ご自身のお身体としっかりと向き合って、東洋医学の理論に伴った鍼灸施術をしていくことが、結果的に一般不妊治療・ARTの代替・補完医療となっているという方が理論的にも自然ですし、現在、当院での不妊鍼灸の結果からみても、この考え方で専門性を追求してきたことにより、多くの方の妊娠力を上げるお手伝いができていると自負しています。

不妊鍼灸と一言で言っても、先ほど記した同病異治の考え方からすると一人ひとりの体質を詳細に診ていかなければなりません。「中気下陥」という病状であってもやはり反応の出ているツボは一人ひとり異なるので、その方にあった鍼灸施術で気の巡りやバランスを整えていきます。「妊娠のツボ」などという短絡的な考えでは、お身体を作り直すことは難しいのです。

東洋医学的な診断により中気下陥であったとしても、その方の体質に合わせた『ツボの組み合わせ』が、最大の効果を出すには必要不可欠です。

その方の体質に合わせた鍼灸治療で最大の効果を出すためには、治療に入る前にまず『一人ひとりの体質を詳細に診ていくことが最も重要』なのです。限りある卵のためにも、1日も早く身体の中心に位置する臓の気を充実させたい。

そのためにお身体の状態を”初回で”しっかり把握する。当院がカウンセリングに時間をかける理由はここにあります。

的確なツボの組み合わせによる鍼灸治療で、中気下陥の状態が改善されると、抱えている自覚症状が治まってきます。

自覚症状(冷え・肩こり・便秘など)が治まってきたと感じられるようになってくれば、気の巡りやバランスが整ってきたということがわかります。お腹の中心に位置する気(中気)が充実し、生殖機能に関わる臓(腎・肝・脾)の気が巡りだすことで、

◉カラダを温めることができない⇒排卵障害を起こしやすい
◉成長・発育・流れが遅くなる⇒卵胞育成が遅くなったり、胚の分割が途中で止まってしまう
◉内臓の位置を留めておくことができない・・・⇒着床がうまくいかない

といったことを何度も繰り返していた方が、良い卵が取れるようになったり、胚盤胞まで成長したり、着床できたりと、現在取り組まれてる不妊治療にも良い流れが生まれてきた方が多くみられます。

このように、東洋医学の理論に伴った鍼灸施術により『中気下陥』という状態を改善していった結果、現代不妊治療の代替・補完医療として十分に力を発揮しているケースが多くみられることから、当院の鍼灸施術はこれからも大いに期待できるのものではないかと思っています。

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