ご来院の前に
以下のことにご注意ください。
クリニックに通われている方は、正しく現状把握させていただくため、今までの治療歴を把握してきてください。
初回の所要時間についてですが、患者様お一人あたり施術時間も含め2~3時間(およそ3枠分)になります。
今一度スケジュールをご確認いただき、お時間に余裕を持ってご予約ください。(お時間がとれないという方は要相談)※お気軽にお問い合わせください。
お身体の状態を正確に把握するため、舌診(舌の苔や色を確認させていただくこと)をおこないますので、色の濃い食べ物や飲み物は来院直前はお控えください。
※ご予約の時間に遅れてしまうと施術やカウンセリングが実施できなくなる、あるいは施術時間が短くなってしまいますので、ご予約10分前を目安にいらしてください。
不妊鍼灸の流れ
受付
不妊治療で現時点まで取り組まれてきた内容、現在取り組まれている不妊治療内容を問診票にご記入いただきます。
また、日常生活上感じている自覚症状や、睡眠・食事・お通じなどの状態などについても問診票へご記入いただきます。
東洋医学においては、現在のお身体の状態を正確に把握できるかどうかで診断の精度が決まりますので、ご記入(選択項目)はできるだけ正確にお願い致します。
ご案内・カウンセリング
問診票をもとに、詳しくお話をお伺いいたします。西洋医学のクリニックでどういった治療をされてきたのかということも詳しく伺わせていただきます。
また、西洋医学での数値の問題や目の前のお悩みに対し、一旦東洋医学に置き換えて、お身体は一体どういった状態なのか?といったところを探ります。
詳細に生活習慣や生活環境などを伺わせていただき病態を把握させていただくことは、改善策を見出す大きなヒントになります。
初診カウンセリングはカウンセリングルームで行います。プライバシーは守られていますのでご安心ください。
お着替え
鍼灸治療専用のお着替えを上下ご用意しております。上着の前後がマジックテープやファスナーになっているので、施術箇所以外の露出を最小限に抑えられますので安心して治療をお受けいただけます。
※下着はつけたままでお着替えしていただけますが、カップ付きインナー・タイツ・ストッキング・靴下は治療の妨げとなりますのでご遠慮ください。
健康状態の確認
お着替えが済みましたら、詳しくお身体の状態を確認していきます。当院では触診・脈診という診察法により、実際にお身体のツボや脈に触れ、さらには舌、お腹、顔色、姿勢、呼吸、温度などお身体に現れている状態から病態を把握します。
カウンセリング時にお伺いした内容から、さらに病態把握を深めていき、その上で治療方針を決定します。
東洋医学的に診て、あなたが今どういった状態で、どんな施術が必要なのか?効果的な施術ポイント、そこに鍼・灸をする意味は?といったことは、その場で説明させていただきます。不安なことがあれば、どんなことでもお話しください。
治療
当院で使用する鍼は"髪の毛よりも細い極細鍼"になりますのでほとんど痛みは伴いません。施術は全て使い捨て鍼で行いますので、感染症の心配はありませんのでご安心ください。
お灸は”一つ一つその場で丁寧にひねり(作り)”ますので、火傷にならないよう熱さを調節して行います。
また、当院では2回目以降施術者が変わることはありませんのでご安心ください。いつでも同じクオリティーの施術をストレスなく進めていくことができます。
治療終了・お会計
施術後、現在のお身体の状態と今後の治療計画、日常生活で簡単にできる養生法などについてお話しいたします。
※お会計時に領収書を発行しています。当院領収書は医療費控除対象となりますので、ご希望の方はお申し付け下さい。
当院卒業までの期間
不妊歴や年齢、お身体の状態など患者様の背景によって個人差はありますが、当院卒業までの目安は、心拍安定期(8週)~安定期(16週)までをお考え下さい。
妊娠反応がゴールではなく、その後も様々な壁が立ちはだかります。年齢が高くなれば高い確率で流産も起こりうるのです。
胎児の染色体異常により起こる流産は防ぎようがないものとなりますが、それ以外の原因の流産に関しては防がなくてはなりません。
二人目妊娠ご希望の方の場合も、妊娠後にお身体のバランスを崩し、せっかく心拍確認できてもその先が維持できていないといったケースが多いので、当院では過去に流産のご経験がある方へは着床維持・その後のケアのための通院をお勧めしております。目安は16週までをお考え下さい。