主な所有資格
横浜医療専門学校鍼灸科(3年間)卒業 (第1期生 優秀賞表彰)
・鍼師 厚生労働省認定
・灸師 厚生労働省認定
日本不妊カウンセリング学会 認定
・認定不妊カウンセラー
日本漢方養生学協会 認定
・認定漢方養生指導士
東京中医学研究所 臨床中医推拿塾 修了
・整体師
所属学会・研究会
・日本不妊カウンセリング学会 認定不妊カウンセラー
・アンチエイジング美容鍼®︎研究会 認定美容鍼灸師
主な活動・実績
志すきっかけ
10代の頃に世界が見たくて単身渡米。約1年かけて異文化での生活を経験。今思うとこの時の経験が今の自分に大きな影響を与えていると実感しています。途中持病の腰痛の悪化と身体の不調により帰国することになるが、この時から身体、健康について関心を持つ。東洋医学を一度外の世界から見ることができたことで、より東洋医学の存在を強く意識し始める。帰国後、スポーツ関係の仕事に就いていたが、働きながら東洋医学についての勉強をし始め、理論武装の日々。
国内外の様々な代替医療にふれる機会に恵まれ、東洋医学・中医学を学びながら、生活に取り入れていくうちに身体の不調が取れ、確実に改善していった自分の経験から、「頑張りすぎなくても本来の自分を取り戻せる」ということを多くの人に知っていただきたい!伝えたい!さらに深く学びたい!という強い思いが抑えきれず、鍼灸師を目指し東洋医学の道一本に進むことを決意しました。
国家試験修了科目
解剖学・生理学・東洋医学概論・東洋医学臨床論・はりきゅう理論・経絡経穴概論・リハビリテーション医学・病理学・臨床医学総論・臨床医学各論・衛生学・公衆衛生学
活動
神奈川歯科大学 人体解剖実習2回修了
本場中国での研修多数参加
・天津北辰北門医院にて
中華中医薬学会主催「脊診整脊推拿学会」に参加
・中国最大の鍼灸専門病院 天津中医薬大学第一附属医院にて
鍼灸・推拿の研修に参加
不妊カウンセラーとして学会の活動やセミナー、研修、勉強会などへ積極的に参加・開催。
現在
伝統医療である東洋医学では数千年も前から不妊症を「不孕」、「絶産」、「絶子」、「無子」などと呼び、治療を行ってきた歴史があります。中国古典医学書には不妊治療に止まらず、様々な婦人科疾患の治療に取り組んできた歴史が記されています。
早くから世界に目を向けてきたことで、そのことを学び研究する機会に恵まれ、婦人科疾患へ特化した専門的な鍼灸技術がきっと不妊で悩む方への希望になると信じていると同時に、西洋医学における生殖医療が近年急速に発展していることもあり、西洋医療の立場からも学ぶ必要があると考え、クリニックに11年間勤務在籍している鍼灸師です。
厚生労働大臣認定鍼灸師。日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー。延べ5万3300人を超える女性の美と健康をケア・サポートし現在に至る。
緑ある皆様へメッセージ
「何かを変えたい」そう思って今このホームページをご覧いただいている縁ある方へ。どうしてもお伝えしたいことがあります。
鍼灸について少しでも興味を持っていただけた方や、「何かを変えたい」「何かをつかみたい」と思っても何から始めればいいのかわからず、躊躇されている方へ。
"もうちょっとだけご自身のお身体に自信を持っていただいたらいいんじゃないか"と日々臨床を重ねて思うケースが非常に増えてきています。不妊治療を始めると、「妊娠すること」に集中するあまり、ライフスタイルの軸が不妊治療になってしまい、追い込まれているような状況になりがちですので、すごく焦ってしまっていると感じることも少なくありません。
ご自身の体調を整えないままに高度生殖医療に進まれたり進んでいる中で、毎月毎月採卵をしていかないといけないような状況が生まれ、そのために通常2~3センチほどの卵巣が、7~8センチまで腫れてしまうというようなこともよくあります。そういった状況を毎月繰り返してしまうということは、お身体はどういうことになってしまうのか??ということを考えていかなければいけないですし、その中でFSHが高くなってしまったり、様々なことが起こってくると更に焦ってしまう。それがどういう結果になっていくのかということを非常に危惧しています。
また、ご自身の体調を整えないままに移植を繰り返し、もう十分すぎるほど頑張ってきた方にも同じようなことが言えます。
世界中から寄せられる鍼灸や漢方の実績から見ても限界こそありますが、ご自身のカラダづくりを念頭において体調を整えていくことで、自然に妊娠することだってぐっと引き寄せられるはずなのです。
着床後まで考えたカラダづくり
このホームページや私の活動がキッカケでもいいですし、正しい情報であればどんなキッカケでもいいので、自分自身のお身体に自信を持っていただいて、年齢や数値で自分を精神的にしばることなく、やるべきことをひたすら淡々と続けて、カラダを作っていけば結果が出ると私は信じています。
特に補完医療としての東洋医学・漢方・鍼灸などがあると思いますが、ご自身の身体を作るという意味では、本当に力になってくれるものなのです。
近年発展が著しい高度生殖医療にも限界はあれど、確かに妊娠率はどんどん上がっています。とても喜ばしいことなのですが、出生率(出産まで行く率)はどうなのかというと、これは別問題なのでしょうか。その部分でいうと、カラダづくりをしっかりしないままに進めてしまったがために、せっかく心拍確認できたとしてもその先が維持できないというケースも実際は少なくありません。
そのようなお悩みをお持ちの方でも、2~3か月のカラダづくりの中で身体がすごく変わってきて、中には妊娠された方もいますし、採卵が全然できなかった方ができるようになったりと見事に変わっていきます。だからすごいでしょうと言いたいわけではなくて、そういうことがあるということを知っていただいた上で、もう一度ご自身の治療プランを立てていただきたいのです。あまりにも相談する相手がいなさすぎて、言われるがままにずっと突き進んでいるのではないでしょうか?そのことも私は危惧しています。ですからもう一度、ご自身のお身体を見つめ直していただければと強く願っています。
伝統医療×現代医学からなる具体的な解決策
中には、漢方や鍼灸をすでになさっている方もいると思いますが、当院で行う鍼灸治療は周期療法といいまして、一般の鍼灸治療とは違い生理周期に伴った、より「専門性を追求した施術」になります。あとは特に着床させるための鍼灸というのも研究しています。
一般的な婦人科の鍼のやり方とは違い、妊娠のための鍼灸の施術法と、特に高度生殖医療にステップアップされた方に多く見られる、視床下部ー下垂体系(ホルモンのコントロールタワー)からFSH(卵胞刺激ホルモン)・LH(黄体化ホルモン)といったゴナドドロピンが出すぎてしまう方への施術法。簡単に説明すると、卵巣機能が疲れてくるとどうしてもFSHが高くなったり、腹部動脈(腹大動脈・卵巣動脈)の血流がどんどん悪くなってしまうんです。ここを正常に戻すための専門的な鍼灸治療をすることは、良いコンディションへお身体をつくり直すために大いに力になれると思います。